仕事ができる人になりたいと思っている人はかなり多いはずです。
「仕事で成果を出して出世したい」
「仕事で結果を出して収入を増やしたい」
そんな思いはあるものの、なかなか現実ではうまくいかないものですよね。
しかし、潜在意識を書き換えることができれば、意外にも簡単に「仕事のできる人」になれます。
「いやいや、そんな簡単に仕事のできる人になれるわけがない」
そんな風に思うのは当然ですが、実際に潜在意識が本来発揮できるはずの能力を押さえつけてしまっている可能性は非常に高いと言えます。
この記事では、そんな「仕事の質を上げるための潜在意識の書き換え方」について解説していきたいと思います。
仕事で成果を上げるためには、積極的にコミュニケーションを取り人間関係を良好にすることが重要です。
そして、計画を立て、実行し検証を行い、改善していきます。
大きなプロジェクトであっても、普段行っている業務であっても、基本は変わりません。
しかし、体調や精神的な問題、そしてコミュニケーション不足などが原因となり、なかなか成功を掴むことができないわけです。
そう、すなわち「どうすれば成功できるかはほとんどの人がもうすでに知っている」のです。
知っているにも関わらず、実際には成功を掴むことができないわけですが、それは「潜在意識がブロックをしているから」であると言えます。
・上司と積極的にコミュニケーションを取るべきだけどなかなか声が掛けられない
・新しい資格にチャレンジしたいけど合格できなさそうで勉強を始められない
・業務改善すべきとはわかっているものの、そのためには社員を納得させなければならないから自分には無理かもしれない
例えばこんな風に、自らブレーキをかけてしまうことが多々あるはずです。
これらをブレーキではなくアクセルに変えることができたならば、仕事の質は確実に上がり、結果を残すことができることでしょう。
潜在意識は、過去の経験が色濃く影響しています。
・幼少期に母親から失敗したことを強く叱られた
・頑張ったのに結果が出なかったことがある
・自分のせいで他者に迷惑が掛かってしまったことがある
このような経験が、「チャレンジしても失敗してしまう」「確実に大丈夫な時だけチャレンジしよう」といった潜在意識として刷り込まれていくのです。
潜在意識は、自分の意思でその都度コントロールすることができない領域であり、無意識のまま躊躇してしまうわけです。
自分でコントロール可能な顕在意識は、「3%~10%」のみで、コントロールできない潜在意識は「90%以上」となっています。
すなわち、積極的なチャレンジをブロックしてしまっている潜在意識を少しずつでも書き換えていくことができれば、非常に大きな成果を出すことも十分に可能なのです。
潜在意識のブロックを外す(書き換える)のは、簡単ではありません。
社会人になってから成功体験を何度も連続して積み重ねることができれば、自然と潜在意識も変わっていきますが、大抵の人は成功と失敗を繰り返す(むしろ失敗の方が多い)ので、「潜在意識を変えよう」と試みない限りはいつまでも変えることは出来ません。
一瞬で潜在意識を書き換えるような方法は残念ながら存在しません。
少しずつ時間をかけて書き換えていくのです。
具体的な方法を挙げていきましょう。
潜在意識を変えるには、「肯定的な自己暗示」が非常に有効です。
例えば、表情を意識的に「笑顔」にしてみましょう。
1度だけでなく、1週間、2週間となるべく長く常に笑顔でいることを心がけます。
多少辛いことがあった時でも、表情を変えずに笑顔でいましょう。
こうするだけで、「失敗しても大丈夫。笑顔でいられる」という意識に変化していきます。
一定期間以上笑顔でいると、周囲の人はあなたに積極的に話しかけてくるようになるでしょう。
コミュニケーションは円滑になり、自然と成果に結びついてきます。
すると、「笑顔でいるとうまくいくことが多いな」と感じるようになります。
これを何度も繰り返すことで、確実に潜在意識はポジティブに書き換わっていくのです。
「リフレーミング」は、物事の枠組みを変えることで捉え方を変化させることです。
例えば、コップに半分ジュースが入っている時、「半分しか入っていない」と捉えれば、ネガティブな感情となってしまいますよね。
しかし、「半分も入っている」と捉えれば、「やった!ジュースが飲める」とポジティブに感じることができます。
このように、物事の枠組みをリフレーミング(組み替える)ことで、ネガティブな感情をポジティブな感情に変化させられるわけです。
仕事で難易度の高いプロジェクトに参加しなければならない時には、「失敗したら嫌だな」と思うのではなく、「良い経験になる」と捉えましょう。
あまり得意でない上司に飲みに誘われた時も、「嫌だな。どうやって断ろう」と考えるのではなく、「合わない人とうまく会話をする練習だと考えよう」というように捉えます。
資格の勉強をするのも、「しんどいな」と思ってしまいがちですが、「やるべきことが分かっているなんてラッキー」と思えば良いのです。
このように、仕事に関する様々な場面でリフレーミングを使用することで、次第に潜在意識はポジティブなものへと変化していくことでしょう。
前述したように、表情を笑顔にしたりリフレーミングをしたりして過ごしていくことで着実に潜在意識は書き換えることができますが、無理をしすぎてはいけません。
あまりにも無理をしすぎると、精神的に壊れてしまい、逆にネガティブな結果を生んでしまいます。
「これ以上はさすがに厳しいかもな」と感じたならば、徹底的に休んだり自分にご褒美を与えるようにしましょう。
また、日々潜在意識を変えようと努力している自分自身を、しっかりと「褒める」ことも重要です。
こうすることで自らの頑張りを肯定することができ、継続していくことが可能となります。
そして、さらにおすすめなのが、「家族や親しい友人に褒めてもらう」という方法です。
「自分を変えようと努力している」ということを事前に伝え、LINEでも電話でも、直接会った時でも良いので、少しだけ大げさに褒めてもらいましょう。
ただひたすらに誰に褒められることもなく継続していくのはなかなか難しいものです。
しかし、「褒めてくれる人がいる」だけで、努力は継続しやすくなっていくことでしょう。
1ヶ月、2ヶ月と継続していけば、少しずつ潜在意識は書き換えられ、その変化が仕事の成果となって現れるはずです。
今回は、「仕事の質を上げるための潜在意識の書き換え方」について解説してきました。
・表情を変えることを意識する
・ネガティブな感情はリフレーミングする
・チャレンジした自分を褒める
これらの方法は、慣れるまではむずかしいですが、数をこなすうちに自然とできるようになっていきます。
「仕事ができる人になりたい」ならば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
きっと明るい未来が待っているはずですよ。